サステナビリティトピックス詳細

2025.09.25
環境米国
世界最大級のDACプラント実現へ向けて

2025年4月、Mathesonはテキサス州ペンウェルに最先端の空気分離装置(ASU)「Penwell」の稼働を開始しました。このASUは、1PointFive社が開発した世界初のダイレクト・エア・キャプチャー(DAC)施設に不可欠な酸素とクリーンドライエアーを供給します。DAC施設は大気中のCO2を直接回収し、近隣で安全に地中貯留することで、気温上昇を1.5度以内に抑えるという国際目標の達成に貢献します。ASUから供給される酸素は、DACの化学反応を効率的に進めるために重要な役割を果たし、大気中のCO2の回収と永久貯留を可能にします。さらに、DAC施設とASUは大規模な太陽光発電による100%再生可能エネルギーで稼働しています。この技術が成功すれば、1PointFive社をはじめとする企業が世界各地に複数のDACユニットを備えた「DACハブ」を構築する計画があり、MATHESONもこの流れの中でさらなる成長とASU施設の建設機会を見込んでいます。