日本酸素ホールディングスは、サイバー攻撃対策への重要性の高まりに鑑み、サイバーセキュリティリスクの管理を目的として、2021年10月に「グローバル情報セキュリティ評議会」を設立しました。設立後、評議会は当社グループのサイバーセキュリティの成熟度を評価するため、グローバルITセキュリティアセスメントを実施しました。
その結果、ベストプラクティスの特定、セキュリティギャップの充足、優先すべき分野の定義、長期的な戦略的セキュリティロードマップの策定が可能となりました。評議会では、セキュリティ基準の設定と管理、及び既存の脅威とインシデントを識別し追跡するといった全体的な運営の枠組みを定めます。
また、脆弱性の発見と修復、技術ソリューションの強化、及びセキュリティインシデントへの対応を実施しています。さらに、ユーザーに対する啓発活動を通じて、サイバーセキュリティに対する意識向上を促進しています。
評議会は、その構造と各リージョンのセキュリティフットプリントを考慮し、2つの取り組みを並行して進めています。
まず1つ目は、グローバル視点による取り組みです。これにより、セキュリティ基準の標準化または各国間の連携に関する機会が特定されました。
そして、2つ目の取り組みには、潜在的なリスクを軽減するため、セキュリティの成熟度を特定し優先順位を付けることに基づいた、特定の地域における取り組みが含まれています。
グローバル情報セキュリティ体制図
グローバル情報セキュリティ評議会メンバー
アラン・デビッド・ドレイパー
Alan David Draper
常務執行役員 財務・経理室長 兼 CFO
セザール・カリェハ
Cesar Callejo
グローバル情報セキュリティ評議会 議長
ジャン・ファンデンブルック
Jan Van den Bulck
グローバル情報セキュリティ評議会
ディレクター