地球環境保全への取り組み

日本酸素ホールディングスグループでは、気候変動への対応として「地球温暖化の防止」をメインテーマに、ガス生産工場におけるエネルギー原単位の削減、事業所における省エネルギーの推進、タンクローリーの輸送効率化の推進等に取り組んでいます。
また、環境負荷を低減し、地球環境保全に貢献する製品を開発、市場に提案しています。

酸素・窒素・アルゴン製造工程における環境負荷

当社グループの主力製品である酸素・窒素・アルゴンの製造には多くの電力を必要とします。
酸素・窒素・アルゴンは、深冷空気分離装置で空気を分離して製造されます。まず、原料である空気を圧縮します。空気の圧縮には、多くのエネルギーが必要で、多くの電力が使用されます。圧縮された空気を液化温度近くまで冷却して蒸留装置に送ります。蒸留装置では、気体の空気と液体の空気が接触して蒸留分離が行われ、沸点の低い窒素は気体中に濃縮され蒸留装置の上部から、沸点の高い酸素は液体中に濃縮され下部から取り出され、アルゴンは中間から取り出されます。

深冷空気分離装置の仕組み

地球温暖化防止のための主な取り組みの実績

大陽日酸では、「ガス生産工場における省エネルギー推進」を中心に地球温暖化防止に取り組んでいます。環境管理推進会議に「環境貢献調査検討分科会」を設け、ガス生産工場のエネルギー原単位の改善に取り組んでいます。2020年3月期は省エネタイプの空気分離装置の設置等により、エネルギー原単位が2006年3月期比2.9%の低減となりました。
また、電力原単位については、1991年3月期比29.5%の低減となりました。省エネルギー推進のため、省エネルギー型空気分離装置の開発・設置、空気分離装置構成機器の高効率新型機への更新、需要に応じたプラントの最適操業などに取り組んでいます。
なお、(一社)日本経済団体連合会、(一社)日本化学工業協会の「低炭素社会実行計画」に沿った活動も進めています。

国内のガス生産工場における電力使用量と電力原単位指数の推移

その他の主な取り組み

取り組み課題と目標 主な取り組み 実績 対象会社*1
1.事業所における省エネルギー推進:
電力使用量削減
(中長期的に見て年平均1%以上)
  • 不要なOA機器の電源オフ、不要な照明の消灯
  • 空調・OA機器・照明機器・共通設備などの省電力機器への更新
  • ノー残業デー、クールビズの実施
4.9%削減
(2019年3月期比)
当社全事業所
(ガス生産工場を除く)
2.タンクローリーの輸送効率化の推進:
輸送製品量当たりの燃料使用量削減
  • 配送ルートの最適化
  • 納入間隔の見直し
  • 面前計量取引の推進
  • 新型タンクローリーの導入
  • エコドライブ教育の徹底
28.0%削減
(1991年3月期比)
グループ内の物流会社
及び主な運送委託先*1
3.当社製品を通じた環境貢献:
環境に貢献する製品の拡販
水素ステーション、SCOPE-Jet®、エムジーシールド®、SF6回収サービス、サーモス製品、レーザー加工用窒素ガス供給システム、燃焼式排ガス処理装置の拡販 2,373千t-CO2
削減貢献*2
当社及び国内の直接の連結子会社

*1 対象会社はESGデータをご参照ください。
*2 「温室効果ガス削減貢献定量化ガイドライン(経済産業省2018年3月発行)」等に基づき、CO2削減貢献量を算定しました。

マテリアルバランス

日本酸素ホールディングスグループの主なInput及びOutput

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