サステナビリティトピックス詳細

2024.09.05
社会日本
難発現タンパク質の合成・精製における共同開発を開始

大陽日酸は、株式会社ワイエムシィ(以下、YMC)とバイオ医薬分野で需要が見込まれる難発現タンパク質*の製造を行うため、合成から精製まで一貫した共同開発を開始しました。バイオ医薬分野のタンパク質市場拡大にともない、従来の生細胞を用いた発現・精製では得にくいような難発現タンパク質の需要が高まっています。今後、大陽日酸の無細胞タンパク質合成技術とYMCのクロマトグラフィー技術の強みを活かす共同開発により、両社は創薬研究向け試薬市場とバイオ医薬市場のお客様に高品質かつ製造コストを最適化した製品の提供が可能となります。両社は無細胞タンパク質合成系による難発現タンパク質製造だけでなく、合成から精製までのそれぞれの強みを最大限に活かし、高機能アフィニティカラムの開発など様々な分野でも連携を強めてまいります。

*難発現タンパク質:正しく機能する形での調製が難しいタンパク質