サステナビリティトピックス詳細

2025.09.22
社会日本
ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)推進の取り組み

~対話を通じた企業風土醸成~

大陽日酸は、社内外に向け2024年7月に「D&I宣言」をしました。また、2029年度までの「D&Iアクションプラン」を策定し、D&Iの推進に取り組んでいます。
まずは、働き方や人財の多様化を受入れ、互いに尊重しあう企業風土醸成を目指して各種取り組みを行っています。2024年度は、D&I推進の必要性の理解促進を目的に、全国7か所の事業所でタウンホールミーティング(経営と従業員との対話集会)を実施しました。このタウンホールミーティングには、社長、人事部長、D&I推進室長が毎回参加し、従業員と直接対話することで、D&I推進に関する疑問を解消し、理解促進に努めました。約700名が参加し、直接、経営層の声を聞ける場として、多くの質問があり活発な場となりました。
今後も、「多様性があることは当たり前であり価値がある」という理解を目指し、従業員の声を活かしながらD&Iを推進してまいります。

~アンコンシャスバイアス啓発による企業風土醸成~

大陽日酸は多様性を推進するにあたり、アンコンシャスバイアス(性別に役割認識や年齢・経験に対するとらえかたの偏り等)がD&I推進の阻害要因となりうると考え、アンコンシャスバイアス啓発活動を実施しています。
2024年度は、全従業員に向けた講演会や、管理職を対象としたeラーニング・ワークショップを実施し、身近にあるアンコンシャスバイアスを考える機会を作りました。これにより「アンコン」が社内の共通言語となり、社内で”アンコン”について会話する機会が生まれています。今後も研修などを通じて啓発活動を継続していくことで、アンコンシャスバイアスによるネガティブな影響力をなくし、多様な人財が活躍できる風土醸成を目指していきます。

~女性リーダー育成強化の取り組み~

大陽日酸は、マネージャー(管理職)の多様性を目指し、女性管理職候補を対象に2024年度から女性リーダー育成強化のための研修「キャリア・デザイン研修」を開始しました。これは、本人が自分のキャリアに向き合うきっかけとするだけでなく、上長も上長向けの研修を受講することで、対象である女性部下への伴走・育成を実現するものです。研修は、女性、上長それぞれのプログラムに加え、合同で受講するプログラムも用意し、一緒に学び、お互い対話する場が提供されました。
上長からは、『女性特有のライフイベントや体調変化、女性の傾向として見られがちなインポスター症候群等の特徴を確認することで、個性にあわせた指導の参考になった。』『部下指導では男女関係なく活用できる知識セットであり部下との対話が増えるきっかけとなった。』といった声がありました。