サステナビリティトピックス(社会)

日本酸素ホールディングスグループは、革新的なガスソリューションにより社会に新たな価値を提供し、あらゆる産業の発展に貢献するとともに、人と社会と地球の心地よい未来の実現をめざしています。こうした想いを社員全員が共通認識として理解するグループビジョンに込め、グループ一丸となってサステナビリティ経営を推進しています。

サステナビリティの取組みは、グローバル各地で多岐にわたり展開しており、人、社会、そして地球の課題解決に貢献していくことが、社会価値と経済価値を同時に向上させるとともに、当社グループの企業価値の向上にもつながっていくと考えています。

社会世界日本酸素ホールディングスグループの社会貢献活動

当社グループでは、より良い地域社会の実現に向け、地域社会に密着した社会貢献活動に取り組んでいます。

事例 地域
環境保全 日光植樹活動:大陽日酸では、従業員とその家族が参加し、栃木県日光市の足尾銅山で登山ウォーキングのあと、苗木の植樹をしました。 日本
ラフティングと清掃活動:大陽日酸では、従業員とその家族が参加し、スポーツを楽しみながら河川のごみ拾いを行いました。 日本
里山の保全活動:大陽日酸及びサーモスの従業員は、東京グリーンシップ・アクションに参加して里山の保全活動に取り組みました。 日本
「Plant-A-Tree」(植樹)活動に参加:本活動は、シンガポールの国立公園委員会によるOneMillionTrees運動の一環として開催され、シンガポール国内の樹木の本数を増やし、気候変動に対するレジリエンスを高めるという大規模な取組みの一助となります。  シンガポール
マドリード地域の在来鳥類の回復を促進するため、障がい者の手によって準備された巣箱を設置しました。 スペイン
地域貢献 キッズ理科教室を開催:大陽日酸では、液体窒素を用いた実験を通して子どもたちに科学の楽しさを体験してもらい、好奇心や想像力を高める一助となることを目的に、本社近隣の小学校で2007年より理科教室を開催しています。 日本
大陽日酸北海道が理科実験教室を開催:プロバスケットボールチームのレバンガ北海道との協賛により、札幌市内の小学校で、液体窒素を用いた理科実験教室を開催しました。 日本
大陽日酸サッカー教室 セルジオサッカークリニック 2023を開催:スポーツ活動を通じて青少年の健全な育成を図るべく、1990 年より千葉市で、2005年からは大阪府でも、セルジオ越後氏によるサッカー教室を各地のサッカー協会と共催しています。講師チームと試合形式で戦うサッカークリニックや、参加チームで行うミニサッカー大会を実施しています。 日本
大陽日酸つくば事業所のクリーン活動:周辺企業とともに、事業所敷地に隣接した歩道や調整池の清掃活動を行いました。 日本
『親子で学ぶ栄養とスープジャー講座』に協賛:サーモスは、川崎フロンターレのホームゲームが行われる等々力陸上競技場にて、株式会社ソル・メディアが主催するサカママイベント『親子で学ぶ栄養とスープジャー講座~観戦しながら栄養をつけよう~』に協賛しました。
日本
海洋環境の健全性を高めるために、ビーチクリーン活動を行いました。 イギリス
最近の危機の影響で経済的に苦しんでいる人々のために、食事を提供しました。 ベルギー
「The Future Sounds Exciting」というスローガンのもと、炭酸飲料の泡から電気自動車に使われる半導体に至るまで、私たちの提供するソリューションがどのように役立っているかを一般の人々に紹介しました。
ベルギー
寄付活動 台湾東部沖地震の災害に対する義援金:日本酸素ホールディングスは、被災者救済および被災地復興にお役立ていただくため、日本赤十字社を通じて義援金を寄贈しました。 日本
「令和6年能登半島地震」災害に対する義援金:大陽日酸は、被災者救済および被災地復興にお役立ていただくため、日本赤十字社とジャパン・プラットフォームを通じて義援金を寄贈しました。
日本
「かわさきこども食堂ネットワーク」への支援に参画:サーモスは、こども食堂が抱える調理の効率化といった課題の解決を目指し、かわさきこども食堂ネットワークに同社のステンレスポットやフライパン、保温調理ができる「真空保温調理器シャトルシェフ」を寄贈しました。
日本
ハワイ・マウイ島の山火事への支援:ハワイ州マウイ島における甚大な山火事の発生を受け、マウイ・フード・バンクと提携し、6,900本以上の飲料水を寄付しました。 米国
クリスマスシーズンの地域社会への恩返しとして、おもちゃの寄付活動を行いました。おもちゃは慈善団体の「The House of the Carpenter(大工の家)」に寄付され、恵まれない家庭の子供たちのために役立てられました。
米国
Saint Isidore's Food Pantry(聖イシドール食料配給所)のために、今年で3年目となるフードドライブを開催し、地域社会を支援しました。
米国
バークスの「Havanese Angel League Organization (HALO) 」と「Paws and Claws」の活動継続を支援するために寄付をしました。HALO はハバニーズ犬の生存とケアに専念する非営利団体で、 Paws and Clawsは困っている猫や犬の里親探しを支援する団体です。 米国
低所得世帯の子供たちを支援するために、自主的な学用品配給キャンペーンを開催しました。 米国
地域の病院に何カ月も入院しなければならない小児がんの子どもたちのために、より快適な部屋を提供しました。 スペイン
がんに苦しむ子供たちをはじめとした入院患者の気分が晴れるよう、小編成のオーケストラを病院へ招きました。
スペイン
クリスマス・キャンペーンで集めた募金を、スペインフードバンク連合会(FESBAL)に寄付しました。 スペイン
グロルド工場近郊の地元劇場へ、プログラム小冊子を寄付しました。 ノルウェー
地元の慈善団体への寄付を募るために、従業員がスコットランド地方を17.8マイル歩きました。寄付金は「Mental Health Aberdeen」へ送られました。 イギリス
地元のフードバンクへ食料品や日用品を寄付しました。 イギリス
地元の慈善団体である「Charies House」を支援するためにダンスパーティーに参加しました。寄付金は、地元地域の家族世帯に支援と休養を提供する新しい施設の建設に充てられます。 イギリス
使用済みの切手を集め、慈善団体の「Bethel」に寄付しました。Bethelでは、障害のある人たちに使用済み切手の仕分けや修繕、選定、販売の仕事に携わってもらっています。 ドイツ
使用しなくなったノートパソコンを学校へ寄贈しました。 ドイツ
障がいを持つ子どもたちのために、ヘリウムバルーンを寄付しました。 イタリア
がんで亡くなった社員の友人を偲んでミニ・フットボール・トーナメントを開催し、収益の大部分をCome on Against Cancerの公式キャンペーンに寄付しました。 ベルギー
Supagasは、Sydney Children’s Hospitals Foundationの外科・麻酔科病棟に、医療用折りたたみ式保護者用ベッドを設置するための資金を提供しました。 オーストラリア

社会日本難発現タンパク質の合成・精製における共同開発を開始

大陽日酸は、株式会社ワイエムシィ(以下、YMC)とバイオ医薬分野で需要が見込まれる難発現タンパク質*の製造を行うため、合成から精製まで一貫した共同開発を開始しました。バイオ医薬分野のタンパク質市場拡大にともない、従来の生細胞を用いた発現・精製では得にくいような難発現タンパク質の需要が高まっています。今後、大陽日酸の無細胞タンパク質合成技術とYMCのクロマトグラフィー技術の強みを活かす共同開発により、両社は創薬研究向け試薬市場とバイオ医薬市場のお客様に高品質かつ製造コストを最適化した製品の提供が可能となります。両社は無細胞タンパク質合成系による難発現タンパク質製造だけでなく、合成から精製までのそれぞれの強みを最大限に活かし、高機能アフィニティカラムの開発など様々な分野でも連携を強めてまいります。

*難発現タンパク質:正しく機能する形での調製が難しいタンパク質

 

社会日本高圧ガス保安力向上サービス「みんなガスシル」の外部提供開始

「みんなガスシル」は、自主保安活動を支援するパッケージサービスです。高圧ガスを扱う皆様に、もっとガスのことを知ってほしい、という願いを込めて命名されました。本サービスは高圧ガス保安の教育動画を中心に、不適切な取扱いの危険性をリアルに感じられる保安管理責任者向け危険体感講習、安全を総合的に学ぶオンラインのサロンで構成されており、利用人数に応じてリーズナブルに利用できます。2023 年4月に本サービスを正式リリースし、お客様への有償提供を開始しました。また、2024年4月1日より、大学・高専・工業高校を対象に無償提供を開始しています。提供するのは全てオンラインで利用できる、大学・高専・工業高校向けにカスタマイズされた高圧ガスの自主保安活動を支援するパッケージサービスです。動画視聴による高圧ガス保安の「学び」を中心に据え、不適切な取扱いで生じる危険性体感、組織の安全文化醸成につながるような各種セミナーで「気づき」「振り返り」をうながす構成となっています。

「ガスシルラーニング」のホームページ画面

社会日本ダイバーシティ&インクルージョン推進室の設置

大陽日酸は、2024年4月に「ダイバーシティ&インクルージョン推進室」を設置しました。これまでの女性活躍推進から、多様な人材の活躍促進に焦点を広げ、アンコンシャスバイアスの解消や女性リーダー育成のための研修、両立支援制度の改善に取り組んでいます。2024年度の活動方針は「Action, Support, Promotion」の3本柱で、女性執行役員のリードのもと、研修対象の拡大やタウンホールミーティングの開催、人事部との連携強化を進めています。

 

社会アジア・オセアニア第5回ラーニングフェスティバルの開催

2023年8月4日、Nippon Sanso Holdings Singapore(NSHS)は、東南アジア・インド地域のグループ社員を対象に、第5回となる「ラーニングフェスティバル」を開催しました。テーマは「メンタリングとコーチング:次世代リーダーの育成」でした。 開会の挨拶で、同社社長 CEOであるHelder TeixeiraよりNippon Gasesでのメンターシッププログラムの経験を共有した他、外部講師が、メンタリングとコーチングの重要性について講演しました。特にコーチングについては、キャリア開発の必須要素とされているため、中間管理職層へのコーチング技術の研修を通じて、コーチング文化の醸成を目指しています。NSHSは、東南アジア・インド地域内横断のイベントを継続的に開催し、域内グループ企業をオープンで協力的かつ、適応力のある組織へと育て上げる事を目指しています。