グローバル展開の加速

グローバル展開の加速
(2004年~)

2004

平成16年

大陽日酸株式会社を発足

2004年10月1日に、旧・日本酸素が旧・大陽東洋酸素株式会社と合併し、大陽日酸株式会社に商号変更しました。(2020年10月から「大陽日酸」の商号は、国内ガス事業会社として継承しています)

大陽日酸株式会社 誕生写真

PET検査薬原料「Water-18O」の生産を開始

がんの早期発見に役立つPET(Positron Emission Tomography:陽電子放射断層撮影)診断検査の検査薬の原料となる、「Water-18O」の生産を開始しました。国内唯一のメーカーとして、さまざまな医療現場などに供給しています。

PET診断薬原料「Water-18O」写真

時代背景

国際的なガス業界再編の動き活発化

2008

平成20年

中国に大連長興島大陽日酸気体有限公司を設立

中国の大連長興島臨港工業区に産業ガスサプライヤー 大連長興島大陽日酸気体有限公司を設立し、最新鋭の空気分離装置を設置しました。

リーマン・ブラザーズの破綻

2012

平成24年

シンガポールでLeeden Limitedを買収

シンガポールの産業ガス・溶接機器メーカーであるLeeden Limitedを買収しました。(その後、2014年、シンガポールで展開する連結子会社3社を統合し、現在のLeeden National Oxygen Ltd.に商号変更しました)

東京スカイツリー開業

2013

平成25年

パッケージ型水素ステーション 「Hydro Shuttle」発売

環境負荷の少ないクリーンエネルギーとして期待されている「水素」を利用した、燃料電池車向け移動式パッケージ型水素ステーション「Hydro Shuttle」の発売を開始しました。

パッケージ型水素ステーション 「Hydro Shuttle」イメージ写真

東京五輪決定

2014

平成26年

株式会社三菱ケミカルホールディングスによる連結子会社化

株式会社三菱ケミカルホールディングス(現・三菱ケミカルグループ株式会社)による当社株式に対する公開買付が成立し、同社の連結子会社となりました。

米国でContinental Carbonic Products, Inc.を買収

米国での産業ガス事業強化を図るため、米国有数の炭酸ガスサプライヤー Continental Carbonic Products, Inc.を買収し、製品ラインナップを強化しました。

消費税8%に引き上げ

2015

平成27年

豪州のRenegade Gas Pty Ltdを買収

事業地域の拡大を目的に、豪州・オセアニアの産業ガスマーケットの開拓を図るために、産業ガスディストリビューターRenegade Gas Pty Ltdを買収しました。(その後、2018年、豪州で展開する連結子会社と統合し、現在のSupagas Pty Ltdに商号変更しました)

イメージ写真

2016

平成28年

米国で仏の産業ガスサプライヤーAir Liquideから産業ガス事業の一部並びに関連事業資産を買収

Air Liquideが競合サプライヤーである米Airgasを買収することに伴い、米国当局の指示に基づいて売却対象とした米国での産業ガス事業の一部、並びに関連事業資産を買収しました。これで、中西部・東部の供給拠点を獲得し、全米の主要産業ゾーンにおける供給ネットワークを構築しました。

2018

平成30年

欧州で米国の産業ガスサプライヤーPraxair,Inc.の産業ガス事業の一部を買収

  

独の産業ガスサプライヤーLindeがPraxair,Inc.を買収することに伴い、欧州当局の指示に基づいて売却対象とした欧州(12カ国)での産業ガス事業の一部を買収しました。これで、日米欧にアジア・オセアニアを加えたグローバル4極体制を確立しました。

日本にテクニカルアカデミーを開設

  

高圧ガス特有の危険(現場で起こる様々な事故やトラブル)への意識を高め、保安教育を強化するために、神奈川県川崎市にテクニカルアカデミーを開設しました。

2020

令和2年

純粋持株会社化にあわせ、日本酸素ホールディングス株式会社に商号変更

10月1日に純粋持株会社体制に移行し、日本酸素ホールディングス株式会社を発足し、国内ガス事業を新たに設立した会社に移管しました。「大陽日酸」の商号は、国内ガス事業で継承します。